6月8日(日)の朝刊。
中日新聞27面で 「チコリの深く澄んだ青い花 中津川で見ごろ」
と掲載されました。
おかげさまで、当日は30組以上の方々がチコリの花をみたかったと来村。
(普通名称で書くとチコリ。サラダコスモでは日本の「ちこり」にしたいという思いでひらがなで表現しています。)
大変忙しい日曜日でした。
通常、国産ちこりを出荷する場合、ちこり芋を収穫してこのちこり村施設内の生産ファームで栽培します。
ですから、ちこり芋は畑から収穫してしまいますので、2年目に咲くちこりの花を見ることはできません。
しかし、来場するお客様からはブルーのかわいらしい「ちこりの花」の写真を見た方々から「どうしても見てみたい」という声がありました。
そこで、昨年、テスト的に栽培したちこり畑のちこり芋をそのまま越冬し、花が本当に咲くかの実験もかねておいていたもの。
きれいな淡いブルーの花が咲きはじめました。
ちこりの花は一日花なので夕方にはしぼんでしまいますが、
ひとつの茎からたくさんつぼみが準備していますので、順次咲いてくると思います。
今年はじめてのトライアルなので、正確にはわかりませんが、
6月中旬から下旬までは見ごろでははないかと考えています。
じっくり観察していきたいと思います。
■ちょこっと豆知識
白く可愛いヨーロッパ生まれの野菜チコリ。ドイツではいつまでも帰ってこない恋人を待ち焦がれた少女の流した涙が「チコリ」に姿を変え、また、別の国では、漁に出た恋人を待ち続けた少女が、海を眺めこぼした涙と海の色が一緒になって青い澄んだ花に姿を変えたと伝えられています。チコリの花には、少女の美しくも悲しい物語があるようです。