震災応援とうふ『心はひとつ』100万丁達成伝達式

2012年4月14日土曜日
震災応援とうふ『心はひとつ』100万丁達成伝達式ちこり村にて開催

東北へ届けたお豆腐の数が100万丁に達成しました(2012年2月23日付け)

パラグアイ共和国特命全権大使の豊歳大使をはじめ
この活動を成功させるためにご協力いただいた皆さんをお招きして
報告会ならびに感謝状授与式が開催されました。


2011年3月初旬。㈱ギアリンクス中田社長は、産地視察のため南米に居ました。
まさにその時、震災が。
パラグアイでは、日本の国営放送(ＮＨＫ　ＢＳ放送)が放送されており、多くのパラグアイで暮らす日系人の方がニュースをご覧になり、すぐに『今回の地震、津波はただごとではない祖国日本が大変、何か応援したい』と申し出がありました。

ところで㈱ギアリンクスって？
2000年12月に南米産地を対象に日本の食糧確保を目的に設立された民間企業です。

つい最近世界人口が70億人を突破し、今後も世界人口は増える見込み。
日本の大豆自給率は、豆腐、納豆、味噌、しょう油等の加工品で２５％、搾油を含めると５％しかなく、その多くを輸入に頼っています。大豆生産国では、遺伝子組み換えの生産が大半を占めるようになっています。
日本の自給率を上げることはたやすいことではなく、現状を踏まえ㈱ギアリンクスは

①日本の食糧確保
②南米産地で、有機栽培や非遺伝子組み換え大豆の確保
③南米に移住された日本人の応援

を目的に活動しています。

パラグアイの大豆でお豆腐を
そんな理由で南米の日本人農家さんと繋がりが深かった㈱ギアリンクス。
パラグアイ日本人農家さんが生産する非遺伝子組み換え大豆を原料に、日本国内の豆腐生産者の製造協力を得て東北で震災にあった皆さんにお届けすることになったのがこの活動の始まりです。

かつてない支援の盛り上がりはパラグアイ国内各地で募金活動をスタートさせ、日本人社会の枠を超えてパラグアイ国政府の関心も集め、各地での募金活動に大統領、各大臣が先頭に立って参加した。また国家予算も審議していただき１０万ＵＳＤを豆腐生産の資金の一部として大豆１００ｔと一緒にご支援いただきました。

こうしてパラグアイの支援で始まった『心はひとつ』日本の協力者のみなさんとの輪も広がり、今日という日を迎えることができました。

感謝状
この伝達式に参加いただいた協力者の豆腐生産者の皆さん

株式会社京都タンパク　八陳社長、株式会社　小菱屋所社長、有限会社コダマ食品　渡辺社長、チュウノー食品株式会社　渡辺社長、ギトー食品株式会社　森島社長、株式会社平川食品　平川社長、生活協同組合コープぎふ　川崎理事長、生活協同連合会　東海コープ事業連合　寺本理事長

参加いただいた配送業者の皆さん

ヤマト運輸株式会社　山内社長、マルヨ産業運送株式会社　坂本社長

支援金援助をいただいた　かやの木芸術舞踏学園　平多学園長、　

以上の皆さんの協力のもと、豆腐１００万丁を東北へお届けすることができました。

ありがとうございました。

感謝状を送らせていただきました。


また、豊歳大使からは㈱ギアリンクスはじめお豆腐製造メーカーさん宛てに感謝状をいただきました。

木製の土台の上に木の皮を張り付けたようなとても手の込んだものです。
このおような感謝状までいただきどうもありがとうございました。

鬼の目にも涙！？
被災地へ向けて第一便のトラックが出発したのが
２０１１年４月１４日
当時、現地では缶詰、インスタント等の保存食が主で、生鮮食品はほとんどなかったのお豆腐はとても喜ばれました。
地球の裏側からも応援しているということを知って目頭を押さえている方も見えました。

子どもたちは泣きたいのを我慢して『僕たちがんばる』と言ってくれて、渡辺隊長を泣かしたことも。
鬼の目にも涙！？

お豆腐のサイズを最初は、普通の１丁サイズでお届けしていましたが、現地にはお皿や洗う水もないことから１回で食べれる、食べきりサイズの方が喜ばれることがわかり、途中からサイズを小さくしてお届けしました。
そのため、目標の１００万丁に達しても大豆はまだ余っています。

その大豆を使いきるまでこの活動は続けて行きます。

パラグアイから送っていただいた資金はすでに使い切ってしまいました。
被災されていない方にお願いです。
この『心はひとつ』豆腐を買ってください。
お買い求めいただいたお豆腐の利益は、全額震災応援とうふ『心はひとつ』の活動資金にさせていただき、お豆腐を届けて行きたいと思います。

伝達式の後は懇親会へ


新入社員のみなさんもお手伝い

祖国のためにと心をひとつにしてくださったパラグアイの皆さんと
その思いに呼応して援助の輪を広げてくださった日本の皆さんと
感謝を伝える伝達式でした。