うちなーんちゅのピスコ

2011年10月9日（日曜日）
ペルーのうちなーんちゅ
(城間)グスクマさんが作る
ペルーのお酒「ピスコ」のお披露目会が
沖縄のＥＭホテル　コスタビスタにて開かれました。

うちなーんちゅとは、
沖縄の人のこと。
うちなーは、「おきなわ→おきなー→うちなー」で
沖縄がなまったものなんだとか。

うみんちゅ「海人」
うちなーんちゅ「沖縄人」

うちなーんちゅであれば、みな家族、とても大切にする沖縄です。

1932年沖縄県の北中城村から城間(グスクマ)さん家族は
ペルー・カニエテ市に移住しました。

今年63歳のミゲル・グスクマさん(ペルー・カニエテ生まれ2世)は
ペルーで唯一の日本人ピスコ生産者です。

一年中雨の降らない砂漠気候のペルーは、香りが高く糖度の高い良質な葡萄がたくさん採れます。
この葡萄を原料にした葡萄の蒸留酒「ピスコ」は、ペルーを代表するお酒です。
ピスコ・サワーは広くペルー国民に愛されているカクテルです。


「ピスコ」のお披露目に先駆けて
北中城村役場前の県道にて看板の除幕式が行われました。



看板の前で、ミゲル・グスクマさんと息子さんが挨拶されました。
息子さんは日本に留学経験があり日本語が話せます。
今にも雨に降られそうな曇り空でしたが、最後まで雨に降られることなく
ぶじ、除幕式を終えることができました。
お披露目された看板はこれと同じものです。↓


さて、ＥＭホテル　コスタビスタに場所を移してのお披露目会には、
北中城村新垣村長さんを始め170名以上の方が集まり大盛況でした。

会場には、
名護市出身で同じく1930年代に祖父母がペルーに渡った
ペルー・リマ市生まれのうちなーんちゅ
アルベルト城間(しろま)さんの歌の演奏も。
アルベルトさんは、日本の歌が大好きで
20歳の時沖縄に来て
音楽活動を続けているそうです。

コスタビスタのバーテンダーの方が
ピスコ・サワーを作ってくれました。

バーテンダーの方が使ったのが
この‘ピスコ・サワーパウダー’

会場でふるまわれたピスコ・サワーは
ちょっとフローズンでおいしい！と
大評判でした。

うちなーんちゅを迎えて
愛情あふれるアットホームな
お披露目会でした。

食糧確保と南米移民農家応援の「ギアリンクス」が
日本国内でのグスクマさんのピスコ販売の事務局を務めます。
グスクマさんの「ピスコ」は、こちらからも予約購入できます。

時を同じくして10月12日からは「うちなーんちゅ大会」が開かれる沖縄、
ハワイ、グアム、ブラジルなどから大勢のうちなーんちゅが
那覇空港に到着していました。