富岡町おおたま連絡所より手紙

豆腐100万丁支援プロジェクトで訪れた
福島県双葉郡富岡町役場からお礼の手紙が届きました。

「謹啓
　初夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
　さて、この度は、東北各地に大規模な被害を与えた災害に対し、避難を余議なくされている方々へ、遠方より支援いただき厚く御礼申し上げます。
　我々富岡町民を含め原子力発電所に住む多くの人たちは、放射線災害の発生直後から、全く何も持たず故郷を離れ生活しております。
　そのため『日常生活』を満足に行えない日々に、町民の方々は辟易しているのが現状です。このような気持ちは大きな不安となり、心に重くのしかかっております。
　このような状況の中、遠く海を隔てたパラグアイにて、私たちのことを思って支援いただいた、このパラグアイ豆腐は、避難者に大変喜ばれ、届いたその日においしく戴いたところです。遠い土地で、私たちのことをこうして応援して下さっている・・・・これほど、私たちの心の支えになるものはありません。
　本来であれば、直接お伺いして御礼を申し上げなければなりませんが、現状が非常に混乱している折、書面での御礼となることをお詫び申し上げます。このパラグアイ豆腐を作ってくださった皆様の温かい心を、次の世代を担う子供たちに享受し、後世にしっかりと受け継ぎます。
この気持ちは、言葉では表し尽くせるものではございません。重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
謹白」

双葉郡富岡町、ニュースなどでも何度も耳にしたこの町名。
原発の近く、富岡町おおたま連絡所へ
【豆腐100万丁支援プロジェクト】でお豆腐届けたことへのお礼の手紙をいただきました。

皆さんのご苦労計り知れないものがあるにも関わらず
すぐに、このようなお礼の手紙をいただきました。
どんな状況でも相手に思いを馳せることを忘れない
強さにこちらが元気づけられてしまいました。

パラグアイの日本人会連合会の小田会長のメッセージと
『故郷を離れ』という文字が重なります。

また
『日常の生活』を満足に行えない日々という
現状の重さを改めて感じさせられた手紙でした。

富岡町役場の皆様ありがとうございました。


【心はひとつ　豆腐100万丁支援】